ライフ・プロデュースの夢応援プロジェクト

私たちが次の世代に伝えておきたいメッセージを絵本を通して表現しています。
昔は、大家族の中で子育てをしたので、子供たちは、いろんな大人からたくさんのことを学んで育ちました。
今、たった一人で悩んでいるママが増えていることを実感しています。
だから、私が人生で一番頑張ってきた子育てで、一番大切にしてきたことを、社員の夢「絵本を作ってみたい」を叶える、プロジェクトとしてかたちにさせてもらいました。

絵本の紹介 『わたし、おかあさんになる』

どうすれば私の子どもたちは幸せになれる?

みんないろいろ教えてくれたけど、いったいどれが正しいの?

お母さんはみんな子供の幸せを願うもの。

でも、なに不自由ない満たされた世界であればほんとうに子供は幸せになれるの?

おかあさんへ

このお話を読んでくださり、ありがとうございます。
このお話は、子育てを木の成長にたとえています。
大切なお子さんをどう育てたらよいか、困っていませんか。
同じくらいの子どもがもう歩き出した。
他の子はもうあんなことができる。
他の子と比べて、少しでも早く芽が出て、何かが出来るようになったら、それだけが良いことのように考えてはいませんか。
過剰に守られ、過剰に栄養を与えられたどんぐりはどうなったでしょう。
生きることに、一番重要な根を伸ばさずとも、栄養を採ることができ、環境は、その子(木)の自身が自ら根を伸ばすチャンスを奪ってしまいます。
大切なことは、子ども自身がちゃんと立っていられる人間になることなのです。
なんでも自分で出来る子という意味ではありません。
五感を研ぎ澄まし、たくさんのことを吸収できるような素直な心の子どもを育ててあげれば、その子はあるとき、ぎゅっと栄養をいっきにすって伸びます。
困ったときは周りから支えてもらえるかわいい子になり、また誰かを助けてあげられる優しい子どもになります。
どうか目先のことにとらわれすぎず、落ち葉の布囲くるまれ、力をためてぐっと根を張れる子育てを描いてみてください。
お願いします。


せりざわきみこ